さてお師匠に承諾をドバイで取り付け、日本に帰国した僕ですが、そこそこ準備が必要でした。10ヶ月間の準備期間を設定して準備に取りかかりました。妻子とは別居致しまして、実家で生活をする中、離婚調停を行いながら、バイト先にも事情を話しアメリカへ行く事を伝えました。離婚調停では調停員さんに離婚してアメリカへ行きたいと伝えた所、今でも覚えてる面白い事を言っていただきました。「大きな決断を一度に2つやらない事。」なるほどなと思いました。そこで生活費を払い、別居を継続する事で合意しました。当時お世話になっていた勉強会も辞め。10ヶ月間お金を貯めて、全ての支払いを済まし、いざアメリカへ行くときに残ったお金は30万円ほどしかありませんでした。アメリカでは師匠の家に住み込みで勉強させてもらえるという事だったので、自分のお小遣いとしては心細かったですが、寝る場所とご飯さえあればどうにかなるはずと思い、残ったお金でチケットを買い、いざアメリカはラスベガスへと旅立つのでした。続く
